図書館内乱 / 有川浩 | 活字中毒

図書館内乱 / 有川浩

図書館戦争 の続編。

図書館戦争で登場したあのユニークなメンバーが、またもや頑張ってくれます。 今回は郁&堂上だけでなく、小牧や柴崎、手塚のプライベートな話もかなり出てきてますますドキドキワクワクします。1章が郁と両親の話、2章が小牧の恋、3章で柴崎の恋、4章であの優秀な手塚よりもっと優秀な手塚のお兄ちゃんが登場。そして最後の5章でどーんと前の4章がつながっていく感じです。ラストで郁の王子様が誰なのか発覚したりして(っていうか、読者はみんな気がついてますよねぇ・・・)、郁の動揺も笑えます。軽い会話で一気にもっていく感じは1作目と同じ感じです。

親に内緒で図書館の戦闘職種についた笠原郁に個人的なピンチが発生。それは両親が郁の職場見学に来ること。上司である堂上や小牧、同僚の手塚や麻子に助けてもらって、図書館特殊部隊に所属されたことを秘密にしたままにできるのか!?良化特務機関に連れて行かれてしまった小牧は大丈夫なのか・・・。柴崎の周りをウロウロする謎の好青年は何者なのか・・・。手塚兄は何者なのか・・・。そして、図書館は大丈夫なのか。

個人的には小牧さんがいい♪今回でますます好きなキャラクターになりました。図書館戦争の時から郁に対していい感じだった堂上は相変わらず。小牧にも柴崎にも恋の相手ができちゃったりするし、手塚にはお兄ちゃんが登場してみたり。本当に軽いノリでドキドキさせてくれる本ですね。


元々熱い男・堂上さんが照れながら郁に言うセリフもいいけど、普段はクールな小牧さんがドキドキするようなことをボソッというのも好き。いや、やっぱり堂上みたいにピンチの時に気がつくと側にいてくれて、優しい言葉をかけてくれるのも捨てがたいかも・・・。はぁ、しばらくはまりそうな予感。早く次作が読みたいです♪


タイトル:図書館内乱
著者:有川 浩
>>Amazon  >>bk1  >>楽天